CHRISTIANIA


クリスチャニア(現地の人の発音はクリスティアニア)とrelaxのつながりは、2002年9月号の特集、コペンハーゲン

CHRISTIANIAというのは、コペンにあるコミューンです。かつてアーミーが使っていた場所を改造してヒッピー達が住むようになった場所。その過程では政府と幾度となく対立しているし、現在も完全に市民権を得たわけではなく(コペンに住むデンマーク人の女の子に聞いたらやっぱりネガティブな意見が多数派だそう。彼女は遠まわしにstrange placeって言ってたけど)。完全にそこだけ国とは別のルールで動いていて、ドラッグも強いものでなければ禁止ではないし(デンマークでは違法)、税金はコミューン全体で国に支払うし、水道は自分達でひいているとのこと。

去年の夏にコペンに行った際、ふらっと立ち寄った書店で何気なく手に取った本がCHRISTIANIAに関するもので、頭の片隅に残っていたrelaxの記事がフラッシュバックして、その本に載ってた地図を頼りに行ってみたのでした。敷地を囲む塀と入り口のゲートを見ると、コペンから独立してる、というくっきりした意思を感じます。でも、人々は旅人にもとてもオープンマインドで、私は道端で歌ってたHenrikにCHRISTIANIA内を案内してもらいました。会う人会う人「ようこそ!」って声をかけてくれたりハグや握手をしてくれる。

でね。CHRISTIANIA内を流れる川があるんですけどね。Henrikが「友達と夜中ずーーーっと飲んで騒いで朝になって、川べりに座って朝日を見るのが最高なんだ」っていう話をしてて。生きているとどうしてもルールとか常識とか、そういうのに縛られがちですけど、ほんとうは人生って自由なものだ(常識がいらないとかそういうことじゃなくて)ということをつくづく思いますね。いつか再訪するつもりだし、ステイもしてみたい場所です。コペンにいく機会があって、好奇心と多少の英会話力があれば、ぜひ訪れていただきたい場所です。ちなみに保守的なガイドブックには載ってません。ロンリープラネットあたりには書いてあったかな。

オフィシャルサイト↓
http://www.christiania.org/main/
ブンケンロックサイド
(神保町の古本屋さん。雑誌のバックナンバーを買うならここがおすすめ)↓
http://homepage2.nifty.com/bunken/