映画館


Julian Opieから映画館へ。つながりは、Mくん(個人的ですみません)。オピーの絵に出てきそうな顔立ちをしている、映画館でアルバイトをしていたときの同僚です。今でも連絡を取っていて、ときどきお茶をします。かっこよく美しく賢く、それはもう素敵な男子です、生まれ変わったらMくんになりたい。

某ミニシアター(キーワード登録されているので名前は伏せます)。あんなにおもしろい環境はなかったし、辞めるのが本当に辛かった。居心地が最高に良いアルバイトでした。時給が安いのが玉にキズでしたが、私がバイトに求めていたのはお金ではなかったので、あまり気にならなかった。似た人種、いわゆるサブカルといわれる人たちが集まっていたので話が楽でした、何の話をしても「なにそれ?」って言われることがなかった。支配人を始めとして博識な人ばかりで、いろいろ教えてもらえたのも良かった。

私の人格が形成された場所であり、学んだことはとても多いけど、みんなに対して私がいいなあと感じていた性質は、諧謔さです。どんなときでもユーモアがあった。忙しすぎたり、かちんとくるようなことが起こったとき、普通だったらぎすぎすした雰囲気になりそうなところを、あえて笑う。大変な状況こそユーモアをもって乗り切るっていうスタンスをみんなが取っていて、それにとても救われた。もちろんシリアスに対応しないといけないことは別だけど、それにしたってスマートだった。感情的にならないことの美しさをみんなが知っていた。
とても恵まれた環境にいられたことは、感謝してもしきれません。これからもすばらしい映画を上映してほしいです。

ローズ・イン・タイドランド
http://www.rosein.jp/