ナンシー関
消しゴム版画家、ナンシー関。数年前、亡くなったというニュースを見たときはびっくりしました。まだ40歳くらいだったのに。ショックでした。有名人が亡くなって泣いたのは、山岡久乃とナンシーさんだけ。先日某書店のサブカルコーナーで河出書房新社の「ナンシー関トリビュート特集」を買って、会社の机(a.k.a.我が城)に置いてあります。ブックフェアで買わなかったことがずっと心にひっかかっていたのです。
ナンシーさんの、あの冷静に有名人を斬ってゆくところがものすごく好きです。人が言語化できないもやもやを言語化して、かつユーモアがあって。TVを見ていて「今ナンシーさんがいたらなあ!」って思うことがいまだによくあるし、そう思う人って多いと思う。お笑いで、”他人を斬る”という芸風が一時期すごく流行ったけども、そういう人たちをこそ、ナンシーさんに斬って欲しかった。あと、今だったら某兄弟。
最近はてな界隈で話題だった、ナンシー小関さんという方もいましたけど、ナンシーさんの代わりなんて誰もできないと思う。ああいう風に、いろんな人をちょっと離れたところから見て、決して感情的にならずにおもしろがれたらいいなぁ。嫌いな人がいたら、単純に「嫌い」っていうんじゃなくて、その嫌いな部分をおもしろがってしまうっていう、そういう人になりたい。
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