ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
クスクスって簡単に作れるのにどうしてこんなにおいしいんだろうか…。あとペコロスっていいですね、ビジュアル的に。
FREITAGからジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ。もちろん兄弟つながり。
ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ(ダルデンヌ兄弟)はベルギーの映画監督です。兄弟。パルムドールを2回受賞してる。彼らがよく扱うテーマは貧困層の若者の生活。何かもう想像つかないような暮らしぶりで観ててつらいんですけど、最後は希望が見えるっていうエンディングで、しかしあからさまではない表現で、かつ、唐突に終わるので圧倒されます。手持ちカメラで撮っていたりセットではなくてロケなんで、ドキュメンタリーぽいというか、ドグマですよね。ベルギーの、あの曇った空というか、どんよりした雰囲気もまた映画に合っていて。たしかにカンヌ受けする感じなんだと思う。観たことない方はぜひ観ていただきたい。
日本で公開された作品はすべて観ているつもりですが、なかでも「ロゼッタ」が好きです。17歳の、トレーラーハウスで暮らす少女が懸命に生きている姿を描いた作品。ベッドに横たわって、もうひとりの自分に話しかけるとことか、泣く。自分を自分で励ますことって、誰にでもあると思うし、共感ポイントですね。夏に観た「それぞれのシネマ」(カンヌでパルムドールをとった監督たちによる3分間ずつの短編という豪華な作品)のダルデンヌ兄弟のパートも良かったし。
相変わらず週1で映画館に通っているわけですが、観れば観るほどやっぱりハリウッドよりヨーロッパ映画の方がセンスいいなあ(これ、どう表現したらいいんだろう。エンタテインメントとアートの違いっていう感じか)と痛感しますね。まあ好みだけども。
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