ファレリー兄弟



映画のこと書いてるんで無理やり入れちゃいます。これ先日DVDを購入した『カイロの紫のバラ(The Purple Rose of Cairo)』の1シーンなんですね。映画観ないとわかんないとは思いますが、すげー泣けるんですよ、シチュエーションといい、曲の歌詞といい。このセンスのよさ、ウディやっぱ天才だなあ!と思う。ミア・ファロー(『僕らのミライに逆回転(Be Kind Rewind)』にも出演してましたね)もすげーキュートだし。

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ダルデンヌ兄弟からコーエン兄弟へ、と思いきやファレリー兄弟。そのまんま、映画監督兄弟つながり。

もちろんコーエン兄弟も好きです。『オー・ブラザー!』を観たときに、映画における音楽の重要性を初めて意識しました。カントリーミュージックっていいなあと思ったのもこれが最初。S課長からDVDを借りて観た『バーバー』では(スクリーンでも観たんだけど)、初めてコメンタリーのおもしろさに気づいた。「うっわーこいつの顔すげーうけるー」とかってコーエン兄弟およびビリー・ボブが話していて、仲間に加わりたい…と思った。でも、『ノーカントリー』は怖くて観てない。

閑話休題ファレリー兄弟ね。最近『メリーに首ったけ』をDVDで観たんです。なんかこう、純粋に、何も考えずに観られる映画を観たいと思って。キャメロン・ディアスが好き(笑顔がキュート)っていうのもあるけど、やっぱりおもしろかった。『愛しのローズマリー』も、大学の同じゼミにいたAちゃんていう、ほしのあきそっくりな女の子に「泣けるよー」とすすめられて観たんですが、確かにわかりやすく感動できる。催眠術にかけられ、内面の美しさが外見にも反映されて見えるようになったジャック・ブラックが、ほんとは太ってるけど性格の良いグウィネス・パルトロウを好きになる、さて催眠がとけたときにどうなる!?っていう話。

こういう、素直というか、ひねくれたところのない万人受けするような映画も、それはそれでよさがあるなあと思うんですよ。「わかりやすさ」や「素直さ」って馬鹿にされがちですけど(特に自分のような文化系の人間に)、実は大事ですよね、確実に伝わるから。