バスター・キートン
ファレリー兄弟からバスター・キートン。コメディつながり。そろそろ映画から抜け出そうと思います。
キートンは、アメリカを、というより世界を代表する俳優、監督、脚本家です。説明はいらないですね。何を観てもおもしろいので、特にこれ、ということもないですが、私はやはり長編の作品が好きで、前のエントリで挙げたウディ・アレンの『カイロの紫のバラ』の設定の元(っていうといいすぎかも)にもなった『キートンの探偵学入門』が好きです。体をはって演じる姿は、おもしろいし、発想がすごいなあと思うし、シンプルだけどやっぱ笑っちゃう。
以前も書いたことがあるかもしれませんが、大学3年のときに、山田宏一氏が講師を務める映像文化論という授業を履修していて、その時にたくさんの名作を見せてもらえたんです。どうやって映像を手配されているのかわからないけど、毎週毎週、とにかく多くの作品を持ってきて、5分くらいずつ見せてくれて解説をしてくれた。当時は恥ずかしいことに山田氏のことを知らなかったんだけど、今思うとほんとうにぜいたくな授業で、聴講生がものっすごいたくさんいたのもうなずける。で、その授業のなかでスラップスティック・コメディというジャンルがあることを知って、これは好みだなあと思った次第。その後しばらく最新作しか観ていなかったのですが、最近は昔の作品を勉強したい意識があり、キートンはじめ、1920年代の作品などに手を出しているのです。すげーおもしろい。
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